この週末最大の話題「iPad」の発売開始の様子を伝える記事。Appleはこの手のイベントが上手だけれど、今回はちょっと期待はずれというか、もうちょっと需給調整して盛り上げても良かったんじゃないかという気が。まぁ、そうしなくてもすでに知名度は十分上がっているので、それよりは効率的にお客様を裁いた方が良いのかな。
幾つかのTVニュースでは、実際にiPadを使っている様子も出ていたけれど、正直第一印象は「でかい」。まぁ、アメリカ人なら平気なサイズだし、これまでの同様のデバイスや分厚い書籍に比べれば「革命的な薄さとサイズ」なわけですが...「電子書籍」だから、ドキュメントリーダーとしての機能が重要だと思うんですが、文章の視認性は良いとしてページ送りとかのジェスチャーがほんと同じというのはどうだろう。「タブレット上で文章を読ませる」という行為には、物理的な書籍を読むという行為とは異なる動作が合った方が便利だと思うんだけど。
例えば、ある物語の本を読んでいたとして、電子書籍で同じ内容を見るというのは言ってみればその物語のDVDを見るようなこと。で、今の電子書籍は、同じ物語を見るにしても、テレビでの映画放送のように途中にCMとか提供告知が入って一貫性のない形態のような気がするんですよね。 まだ黎明期ですから、まずはハードコピーの「書籍」をソフトコピーの「電子書籍」へとプラットフオームチェンジするタイミングなのかもしれないけれど、そこに何かもう一つ拈りというかブレークスルーというか、何かがないと話題作りだけで終わってしまうような気がします。
0 件のコメント:
コメントを投稿