2009年3月26日

富士山静岡空港

いわゆる「立木問題」で、2200mでの暫定開港予定だった富士山静岡空港。昨日一転して、石川知事が責任問題も含めて辞職する事を表明して、地権者も立木伐採の意志を示す自体が急変。先日の監査委員会の報告で、県側の責任を指摘されたのも、判断の一員になったんだろうけど、でもそれならもう少し早く対応していれば、ちゃんと当初の予定通り3月に2500mでの開港が可能だったんじゃないかと、ちょっと憤りも感じます。そうでなくとも、厳しい経済状況の昨今、日本で言えばG.W.とか、海外からなら桜の季節とか、一番観光旅行に良い時期を逃してしまったわけですからね。それでも、解決しつつあるだけでもまだましかも。

先日の成田のFedEx機の事故では、たまたま飛行機が外側の芝生地域で転倒したから、滑走路の被害も少なくて復旧も早くすることが出来たけど、A滑走路閉鎖状態がさらに何日も続いたら、空港だけじゃなくて日本経済に対しての影響も大きかったはず。せめて、B滑走路が2500mあれば、あるいはC滑走路が使えていれば事故後もダイヤの混乱を最小に出来たかも。

B滑走路は、もう8年くらい前でしょうか、中国出張の時に一度出発便で使いましたが、この時にはJAL便で第二ターミナル側だったのでそれ程不便とは思いませんでした。でも、去年の旅行でIADからの帰国便では初めて着陸で使った時にはUA便だったので第一ターミナルまで移動するのが長いこと長いこと。途中の反対派が所有する敷地を迂回する誘導路部分は、確か昔はもう少し急だったと思うけれど、やっぱり問題ですよね。成田空港開港に関しての地元とのトラブルは知っているし、どちらが悪いかと言えば国交省(当時は運輸相)側に問題があったとは思うけれど、そろそろ反対派側も考えを直す時期じゃないだろうか。問題の大きさや根の深さは格段に成田空港の方が大きいから単純に比較は出来ないけれど、富士山静岡空港の問題が解決しつつある事を思うと、成田空港も30年という時間を考えて、そろそろ歩み寄らないといけないように思いますね。

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