2008年10月24日

ホテルのバー

北海道新聞の女性記者が、毎日行われている総理大臣への「ぶら下がり取材」でした質問に対しての、麻生総理の回答にいろいろ意見・批判が出ているみたいだけど、結局は質問者の質問内容がどうでもいいことだから、回答だってどうでもいいようなものしか戻ってこないんじゃないか、と思うですけどね。同じ場所に居た産経新聞の福島記者の記事(Blog)がありますけど、何時もと違ってちょっと歯切れが悪い気がします。
マスコミの質問のレベルが低い、と批判する読者もいるかもしれないが、レベルの低い質問であろうがなかろうが、うら若い女性(記者)にむかって「今、聞いてんだよ。答えろ」と、一国の宰相が、そんなふうにすごんでどうするよ?と心の中でつっこんでいた。実は。
「うら若き女性」だろうが「ベテラン男性記者」だろうが、記者として取材している時に違いは無いと思うんですけどね。それって「甘え」じゃないの? この「ぶら下がり取材」、若い記者とか政治版の新人記者が配属されるそうなんだけど、そういう仕組みって新聞社とかメディア側が舐めてるんじゃないかと思う。普通のビジネスの社会では、よほど分かっているお客様でなければ、入社数ヶ月の新人も定年間近のベテランでも、目の前の担当者はその会社の代表者として話しをするわけだから。

あのぶら下がり取材の場面、よくニュースの映像とかに使われて目に触れる機会も多いんですが、以前からどうでもいいような芸能ワイドショーみたいなくだらない(と、あえて言うけど)質問が結構多いですよね。ああいう場所で相手の意表を突くような核心的な質問をして、本音を引き出すような場面を一度くらいは見てみたいもんです。用意された答弁ではなく、その瞬間瞬間の勝負だから引き出せる話があるわけで、そういう努力が見られるわけでもなく、単に言葉の端端を取り上げることしかできないメディアなんて、もう終わっているとしか言えないのでは。メディアなら、行間に主張をこめてそれを読者に理解してもらうべきなのに、単に文章で紙面(画面)を埋めることしか考えていないから、あんな質問しかできない(しない?)んだろうなと感じますね。

勿論、国を代表する総理大臣としての生活態度なり相手を慮った対応・態度の話は、また別の事ですけどね。

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