2008年10月16日

中国食品

時間の経過とともに、中国食材に関しての意識も薄れつつあったのが、例のメラミン牛乳問題で再燃して冷凍インゲン問題で爆発した感じ。前回のJTフーズの場合、まだ新規参入企業で現地管理も甘かったという気持ちもあったけど、今回はニチレイという冷凍食品大手の商品での事件だから、ちょっと印象が違いますね。

今回、現地生産時から販売までの間に4回検査があって、それをすり抜けたという事なんですが、量が多いだけにサンプル検査の限界とも言えます。時代劇に登場する将軍様の「お毒味役」じゃないけれど、これからは一つ一つ開封して中身を検査した物には、プレミアが付くかも(不謹慎な)。冷凍食品ってそんなものかもしれないけれど、このインゲン、収穫されたのは一年以上前の去年の夏なんですね。そこで半製品まで処理して約1年保管して、今年パッケージングして出荷されたものとか。農薬混入の一番可能性がありそうな収穫時・収穫直後の話が、すでに一年以上前となると、原因究明は難しいかも。

現実問題として、これだけ普及している中国産野菜を直ぐに切り替えるほどの余裕はないだろうし、これまでの設備投資もあるだろうし、大手としてはより頻繁にサンプリング検査をするしか方法は無いんでしょうね。ただ、それは折角コスト削減で進出した中国産商品のメリットを減らす物でもあるし、痛し痒しだろうなぁ。

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