日本行きのANA11便が出るC10ゲートに向かうと、既に搭乗待ちの人でゲート前は一杯。まずはポディアムに行き、CAKで印刷された「これはボーディングパスではありません」と書かれたORD-NRTのチケット控えみたいなものとパスポートを出して、女性スタッフさんに「ボーディングパス印刷して」とお願いすると、"OK"と直ぐに端末を叩いてくれました。で、「荷物を預けているわね。クレームタグある?」というので、それも渡すと「OK、積み込み済みです」と確認してくれて一安心。ボーディングパスも印刷してくれて、これでやっと日本に帰国できます。
ここはボーディングブリッジが2台接続しますが、ターミナル側からの入口も別々。前の方が、First ClassとAMC Diamondメンバー用で、後ろがその他。案内が有り、First ClassとDiamondメンバーはこちらにお並びくださいと言うので、そちらで待って待つこと10分程。ほぼ定刻通り搭乗開始となりました。
「この前(SIN-NRT)はここだったし、今度(NRT-SFO/ORD-NRT)はここだし」と心で思いつつFirst Classのキャビンを抜けて行くと、今回の座席、5Dに到着。前日24時間前のオンラインチェックインの時にはもっと後ろの席がアサインされていましたが、丁度一番前のこの席が空いていたので速攻で変更。コードシェア便は、これだから不便です。
これで後は寝て行くだけなので、ウェルカムドリンクではシャンパンとOJ両方を貰いミモザにしてまったりと。乗り継ぎ客のためか、ドアクローズは15分位遅れ、離陸したのも30分遅れくらいでしたが、それでも成田到着は定刻通りと言う事でした。
水平飛行に入り、食事が始まったんですが、これが今回は大外れでした。アペタイザーは、日系らしい細かなオードブルだけど、私の苦手なチーズにオリーブにレバー系。断ってナッツを貰えば良かったと後で後悔。また、前菜の付け合わせのリーフ類が乾燥していて、これ成田搭載何だろうか。そう言えば、その後の食事で出されたパンも、パサパサで食べられる状態ではありませんでした。往路のパンはしっとりしていて美味しかったのに。復路のメインも、今月搭載しているチリのMontes Alphaを飲みたくてステーキをお願いしましたが、これがなんか焼き方も味も不味くて半分くらい残してしまいました。うーん、ANAだからと期待していたのに...
今回のフライトでちょっと不愉快だったのが、通路を挟んだ左手と、直ぐ隣の右手の男性乗客二人。二人とも、判で押したように前のモニターやテーブルのところに足を伸ばして引っかけて座っているんですよね。特に右手の男性は、裸足でモニター画面にぺたっとその汚い足を押しつけていたりする。丁度私が目の前のモニターを見ていると、右端にその汚い素足が入ってくるわけで、心の中で何度その足をつねったことか(笑)。食事が始まるときに、そんな状態でCAさんが無理にテーブルを引き出そうとしたので、一寸足に当たりそうになったんですが、心の中では、はい、なんで当たらないんだと思いました。また、その後、足でテーブルを押して仕舞って、さらに足で固定用のラッチを捻ったり、その逆で足でラッチとテーブルを操作したり、もう私が親だったらお尻を叩いて押し入れに入れるくらいの行儀の悪さ。ほんと、こういうのが居るからフライトが不愉快になるんですよね。あと、同じならびで私とは反対側右側の窓際に座っていた、やはり男性乗客は、ずっと窓を開きっぱなし。他の窓は閉められているのに、ここだけは開いたままだから、まぶしいことまぶしいこと。日本到着の二時間前くらい、到着前のミールが始まる頃には、この男性氏眠ったのか窓が逆に閉められましたが、その頃には食事をする人が窓を開け始めたので意味ないし。UA当たりだとCAが強制的に閉めさせますし、B787だと自動的に暗く出来るけれど、こういうマナーを知らない人が今回のフライトでは多かったように感じました。日系の気楽さだからなのか、日本人の質が下がっているからなのか、かなり残念なフライトでした。
成田へは、出発が結構遅れたのに予定よりも15分位早く到着。ゲートも51番と入国審査場に近い場所でしたが、丁度中国からの到着便と重なったためか結構混雑していました。51番からだったので、無人化ゲートが近かったので、そのまま無人化ゲートを抜けてバゲッジクレームに行きましたが、予想通りCAKで預けたのでなかなか出てこない。ORDで預けたら、AMC DiamondなのでFirst Classのタグが付いていの一番に出てきますが、それも期待出来ないし。この辺り、もう少し何とかなら無いものだろうか。まぁ、それでも早めに荷物が出てきたから良かったけれど。その荷物は、三井住友MasterCard Platinumの無料宅配サービスで自宅に宅送し、少し身軽になってN'EXの駅へ。後は何時ものように品川で新幹線に乗り換えて、無事に帰宅できました。今回は一眼レフカメラに望遠レンズをずつとデイパックに入れて動いていたので、体力は付いたかもしれないけれど、かなり疲れました。そろそろ無理が出来ない年齢になったなと実感する旅でした。(完)
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