2011年10月20日

周辺パーツの値上がり

タイで発生している洪水被害。日系企業も大きな影響を受けていますが、最近工業団地が集中している地域だけに、デジカメやHDD等、身近な商品にも影響が出始めています。実は、そろそろバックアップ用のHDDが満杯になりつつあるので、予備のHDDを購入しようかと思っていたとき。Amazonで調べて見ると、これまで値下がり貴重だった内蔵HDDがじわりと値上がりしている雰囲気ですね。

最近でこそちょっとドタバタしているタイですが、もともと治安がよく、社会基盤も整っていて、さらに人的リソースレベルも高いと言う事で、自分が記憶している限りでは20年近く前からHDDの工場とかできはじめた地域。それから実績を積み上げて、今ではハイエンド商品はタイで作るという企業や商品も多いですよね。地震と原発事故で福島周辺の工場が稼働停止になり、国内の産業活動が滞ったように、基点の一つであるタイの製造が止まってしまって同じようなことが起こりつつあるのは、やはり効率化を進めていたためのリスクなのかなと思います。

何か製品を作る場合、その製品の材料や部品は必ず複数の製造元と契約して、何かあった場合にも完全に停止しないようにするものですが、当然その為にはコストアップもあるしその部材の品質管理とか余計な手間も増えて大変。福島のサプライチェーンの場合は、そうやって分散していたつもりが、さらにその先では少数の発注元に集中していて、その為に問題が発生したわけですが、今回も「タイ」という地域に回り回って製造スキームが集中していたために影響が大きそう。

うーん、これからHDDの値上がりがありそうだし、今のうちに買い貯めておこうか悩んでいます。ただ、最近では値段も下がって気楽にHDDにバックアップ出来るとは言え、ちょっとバックアップも冗長になりつつあり、多分同じ内容のデータがあちこちに重複してコピーされているだろうから、それらを整理しないといけませんね。調べて見ると、Blu-rayのDLメディアもかなり値段が下がってきているので、こっちに書きだしてHDD系は本当に必要なデータ中心にしないといけませんね。そう、メタボ気味の保存データも、少しスリムにヘルシーにならないと(笑)。

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