2011年5月12日

携帯翻訳機能

ITが実現する「夢」には数え切れないくらいあるわけですが、その中でも昔から存在していた夢の一つが「翻訳機能」と言っても良いと思います。特に、日本の吹き替え技術の高さから、海外の映画とかドラマを普通に日本語で見ていた記憶が刷り込まれているので、自動翻訳についてはそれが「普通」という感覚が自分なんかはあるんですが、実際にはまだまだハードルが高い技術なのも確か。

一つは自由文脈で話された「文章」をデジタル加工可能なテキストデータに変換する「音声認識」がまだ難しい事。もう一つは、そうやって認識された「文章」を目的の言語に翻訳すること。ここはある程度辞書が充実すれば可能泣きもするけれど、だからといって時間がかかっては仕方ないし、元になる文章が余りに口語口調だったり、省略が多いようだと変換も出来ないだろうし。最後は、翻訳された文章を読み上げる機能ですけど、これについては最近の技術で結構使えるレベルになってるんじゃないでしょうか。

そんな夢の技術に少し近づくかなと言う記事。あんまりドラえもんは見ていないので「ほんやくこんにゃく」は知らないなぁ。自分の世代だと、「ジョー90」のビッグラットで目的の言語知識を刷り込んで貰った方が早いけれど(笑)。まぁ、生体に直接情報を書き込む技術はまだまだ未来の話だろうけれど、それなりの能力を持ったスマートフォンや携帯デバイスにその一部を代役させる事は結構可能性が見えてきたように感じます。自分が社会人になった25年前くらいの事を考えると、まだ携帯電話やノートブックパソコンなんて無い時代で、持ち歩くデジタルデバイスと言えば、四則演算可能電卓とか、せいぜいがHPの関数電卓辺りが「最高性能」だった時代。今の携帯電話の機能で、当時の関数電卓を遙かに凌駕していることを思うと、やっぱり技術革新のスピードって凄いなと感じます。

この技術のために投じた予算が5年間で100億円ですか。決して少ない金額ではないけれど、年間20億円の予算てまだまだ少ない気がしますね。勿論、将来必要な技術はこれだけではないので、他にもやらなきゃいけない技術はあるわけですけど、でもやっぱり「自動翻訳」っていうのは早く実現して欲しい夢の一つなのは確かです。

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