2009年8月18日

NRT-LGA-SEA-NRT (7) - Times Square

ホテルで少しウトウトして体力も回復したので、友人との夕食に出発です。待ち合わせ場所は、Grand Central Stationの真ん中、Information Boothの所とのこと。何せ初めての場所で感覚が掴めないので「分かる?」と聞いたところ、「行けば分かります」とのお返事。うーん、確か大きな駅なんだけど大丈夫なんだろうかと疑いながら出発しました。G.C.駅が42nd Streetなので、歩いて余裕を見ても30分はかからないでしょう。少し回りも見学しようと、早めにホテルを出ました。で、途中にTimes Squareがあるのでここを回っていくことにしました。曇り空で夕方18:00頃なんですが、サマータイム(Daylight Saving Time)のおかげでしょうか、周りは結構明るいです。それでも、TVでよく見るネオン(というか、今はLCDなんだろうけど)サインは明るくて人でも沢山。この雰囲気は、どこか日本の繁華街、渋谷とか銀座とか、そんな場所の匂いと似ています。

Times Squareを抜けて、Grand Central Stationに程なく到着。日本の駅と印象が違っていて、ホームが全部地下にあるので「駅」という印象はありませんね。で、中に入ってこの広さに感動。ある意味無駄に広い感じで、ホームのある地下に行くと結構狭いんだから、その分この空間の一部でも置き換えて広くすればいいのにと思わず思ってしまいます。で、約束の場所は直ぐに見つかり(これだけ広い場所にぽつん真ん中にあるわけですから)、ここからさらに南に下って友人が予約してあったお店が日本人が経営している"Basta Pasta"というお店。このお店、有名なんですね。旅行者のバイブル「地球の歩き方」にも載っているし、後で聞くと私の周りでも結構知っている人が多くて驚きました。

予約していたので直ぐに席に案内されましたが、店内はすでに満員。しかも、日本人以外のお客さんが半分以上。ここでちょっと不安に思ったのが、もしかしたら典型的な「アメリカ人向けイタリア料理のお店?」という事。つまり、安くてたっぷりの量というパターンです。で、おそるおそる前菜を一つ頼んで二人でシェアし、後はパスタをそれぞれ1品たのんで、それとは別にワインを1本入れました。量は日本人のお腹に丁度良いくらい。前菜、サラダ、メインでもいいかも。ワインも、ちょっと高めの価格帯ですけど美味しかったし。ただ、私がスパゲティのポモドーロを頼んですが、この味付けが少し甘かったのはアメリカ向きなんでしょうか。また、面は「腰があるアルデンテ」なんですが、あれでアメリカ人が「生じゃないか」と起こらないか心配... でも、お店を出る頃には、入り口横のウェイティングバーみたいなところにもお客さんが待っていて、N.Y.の有名店だということに納得しました。

この後、再びG.C.駅まで戻り、適当なお店が見つからなかったので隣のHyattのBarで暫く飲みながら、四方山話で時間が過ぎてしまいました。彼は、これから1時間かけて電車で戻らないといけないのにちょっと油断したら22:30頃になってしまった。大丈夫だったんだろうか...

G.C.駅で再会を約束して、自分は夕方来た道をゆっくりと酔い覚ましをしながらホテルに戻ります。再びTimes Squareを通りかかると、来たとき以上に盛り上がっている雰囲気。夕方通りかかったときは、「何となく渋谷の駅前みたいな雰囲気だな」と思ったんですが、夜通ると銀座の四丁目交差点付近の騒がしさのような雰囲気です。ちょっと、その雰囲気に自分も浸ってきました。

そのまま、道沿いにホテルに向かってゆっくり歩いてきたんですが、それがN.Y.何でしょうか、妙な熱気というか活力みたいなものが満ちている感じです。本来なら、今の経済的な停滞の原因である金融危機の中心地な訳でそれ程余裕があるとは思えないんですが、それはそれ今は今ということなんでしょうか。そんな賑やか街角の一方で、その中に普通にホームレスの人も立っているわけで、良い意味でも悪い意味でも"This is America."を感じた夜でした。(続く...)


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