2009年7月1日

政治家はお金持ち

昨日真犯人は誰と思っていたら、「自作自演(=個人資産)でした」という記者会見。判明しているだけで、4年間で2200万円弱、90人の名前が200件近くで偽装使用されていたわけで、年間500万円以上が個人の財布から個人献金として移動していたことになるわけですよね。実際のお金のやりとり、あるいは決算・清算処理は担当者が全部やっていたとしても、その組織なり事務所の責任者として監督責任はあるだろう。というか、小沢氏の献金疑惑のから代表になった人間が、今度は別の種類の献金疑惑を起しているのに「今後の活動を通じて説明したい」というのは虫が良すぎるんじゃないの。

しかし、見事にブーメランで戻ってくるもんですね、民主党には。で、流石に政界一のお金持ち政治家、500万くらいじゃ気にしないこともよく分かりました(笑)。すでに個人的に上限(1000万円)に近い900万円を寄付しているので、今回の分を合わせると虚偽記載になるらしいんですけど、どういう形になるにせよ500万円というお金が宙に浮いているわけで、そのお金を出した方も使った方も曖昧な部分が多い気がします。いずれにしても、実行犯(?)の公設秘書の理由にしても推測でしかないわけで、本当に単に個人的な操作かと思うにはグレーですよね。さらに、匿名献金(5万円以下)は、突出した金額らしい。となると、別に個人献金の金額が少ないから秘書がやったという説明と矛盾するような。税金対策で、小口の領収書に分割するなんて言う話もあるけど、それの献金版? 西松建設の場合は、社員に分散して献金させたわけだけど、あれと同じ事を個人レベルでやればこんな感じなんだろうか。少なくとも、振り込みなりなら履歴は残るだろうし、全く特定できない訳では無いと思うけどね。

一つ分かったのは、企業献金だろうが個人献金だろうが、お金の流れはそれこそ出るところから入るところ、さらに使う部分も全部公開しないと同じようなことがまた発生するだろうということ。個人資産等はプライバシーもあるだろうけど、公人である政治家の活動資金なんだから、それくらいはやらないといけないんじゃないだろうか。

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