2008年5月9日

NGO-BOS-ORD-SFO-NRT (10) - Fenway Park

さてFenway Parkに着いて最初に目に入ってきたのが、「史上最大のバッター」「最後の四割打者」と言われるTed Williamsの銅像。防止をかぶせて貰っている少年が"Jimmy"君。小児ガンの闘病中だったジミー君を、Boston Braves(当時、現在のAtlanta Braves)の選手が病室に入ってきてサプライズをするんですね。実はこれは地元のラジオ局が企画したチャリティー番組だったそうですが、あっという間に基金が集まり「ジミー基金」が誕生するんですが、もう涙無くしては聞けない話です。多分、「ジミー基金」とか「テッドウィリアムス」とかで検索すると、詳しい話が沢山登場すると思います。その後BravesがMilwaukeeに移るとき(その後現在のAtlantaに移動)も、現在のBoston Red Soxの当時のオーナーに基金の引き継ぎを依頼し、Red Sox側も快く引き受けるという「いい話100%」の話です。この銅像は2004年に作られたそうですが、ずっとずっと残って欲しいですね。

このあたりは、バックネットの後ろ当たりでしょうか。日本の球場は大体円形というか丸みを帯びている球場が多いと思うし、東京ドームなんかは角が丸くなった四角形だけど、このFenway Parkは本当に「多角形」のカクカクした構造です。鉄筋がむき出しの所もあるし、基礎部分の煉瓦なんかボロボロになっている場所もあるし、いゃ、ほんとうに昔の川崎球場みたいな雰囲気と言ったら怒られるだろうか(笑)。

地下鉄Red Lineの最寄り駅から進んでくると、このあたりが最初に見える球場の風景でしょうか。流石に、まだ朝早いのに結構賑やかです。すでに、お土産物とか買っているファンの姿なんかもちらほら見えます。で、先日かいた"Walk for Hungers"の皆さんも、すでにと到着しているグループもあって賑やかです。私が知っている球場付近の雰囲気としては、阪神球場の阪神電車の出口から球場に続く道みたいな感じと言えば、当たらずとも遠からず、かな。試合開始が近くなり、ファンで混むようになるとまた違った雰囲気で盛り上がるんでしょうね。

Fenway Parkの地図ですけど、とても野球の球場とは思えないデザイン。再び登場する昔の川崎球場も、ホーム側の一塁側が狭くて、ビジターの三塁側が広い当非対称なデザインでしたけど、ここはその逆で徹底的にホームアドバンテージを見せているような構造。ビジターのチームにしても観客にしても、やりづらそうですねこんな構造では。

3/4位球場を回ってきたところで、何か人だかりに出会いました。どうやら、これから球場に入ってくる選手の「入待ち」のファンみたいです。もしかしたら松坂選手とか岡島選手とか来るんだろうかと思って暫く一緒に入り口を眺めていたんですが、外人(というのも変だけど、アメリカ人かどうかも定かでないので)の選手が何人か入ってきて待っていた人だかりから歓声とか「写真撮らせて」みたいな声が何度かかかるんですけど、私は全然誰が誰か分からない(笑)。一人、結構有名な選手が入ってきたらしく一番盛り上がったんですが、その選手も知らなかったし(汗)。グルッと一周したんですが、そんなに大きな球場とは感じないけれど、確かに歴史は十分感じられる球場でした。個人的には、これで十分満足して再びダウンタウン方面に戻ります。(続く...)

0 件のコメント:

コメントを投稿